ジョシュ・カシュナーとボブ・アイガー、120億ドル超でロサンゼルス・レイカーズ買収合意
ジョシュ・カシュナーがボブ・アイガーとともにマーク・ウォルターから120億ドル超でロサンゼルス・レイカーズを買収へ。2026年8月12日合意、NBA史上最高のチーム評価額。
ベンチャーキャピタリストのジョシュ・カシュナーと元ディズニーCEOのボブ・アイガーは2026年8月12日、億万長者マーク・ウォルターから120億ドル超でロサンゼルス・レイカーズの買収に合意した——報道によれば、北米スポーツフランチャイズの新たな評価額の基準となる金額だ。この取引はESPNが最初に報じ、ウォルターが2025年10月にバス・ファミリーから100億ドルで支配権を取得してから1年も経たないうちに、大株主としての任期に終止符を打つ。
カシュナーとアイガーは、NBAで最も歴史あるブランドの一つを守りながら最高レベルで競争する方針だと述べた。グッゲンハイム・パートナーズの代表でもあり、ロサンゼルス・ドジャースの大株主でもあるウォルターは、レイカーズでの時間に感謝を表明し、新オーナー体制下でのフランチャイズの将来に自信を示した。
編集部注:本記事は、ESPNの報道、Fox Business、ロサンゼルス・タイムズほか米国のスポーツ・ビジネス系メディアが2026年8月12日に引用した声明をもとに整理したものです。取引条件は、届出やリーグ承認の完了に伴い更新される可能性があります。
ジョシュ・カシュナーとボブ・アイガーとは?
買収側はまったく異なる経歴を持つが、どちらも注目度の高いスポーツ・メディア取引に関与してきた。
| 人物 | 経歴 | レイカーズとの関係 |
|---|---|---|
| ジョシュ・カシュナー | Thrive Capital創業者、Oscar Health共同創業者;ジャレッド・カシュナーの弟 | 文化資産向け持株会社Thrive Eternalを通じ、ラスベガスでのNBA拡張加盟入札を以前検討 |
| ボブ・アイガー | ウォルト・ディズニー・カンパニー2期CEO;2026年3月にCEO退任 | 2026年12月31日までディズニー上級顧問・取締役;本件購入にディズニー企業資金が使われたとの報道はない |
報道では、本件はディズニー企業取引ではなく、カシュナーとアイガーによる個人投資とされている。ディズニー株はニュースを受けて小幅に動き、投資家はアイガーの継続する顧問役と大規模な個人取引の規模を天秤にかけた。
取引の経緯
レイカーズの売却は、バス・ファミリーが数十年にわたり支配してきたフランチャイズにとって、急速なオーナー交代を意味する。
バス時代からウォルターへ
- ジェリー・バス博士が現代のレイカーズ王朝を築いた;2013年の死去後、子どもたちがチームを相続。
- ジーニー・バスは2020年の優勝シーズンまでチームガバナー兼オーナーシップの顔として務めた。
- ウォルターは2021年にマイノリティ持分を初めて取得し、2025年10月30日に100億ドルの評価額で支配権の取得を完了——当時は米国チームスポーツ史上最高の支配権売却価格だった。
- その売却は約46年間にわたるバス・ファミリーによる主要支配を終わらせつつ、ジーニー・バスを運営上のリーダーシップに残した。
ウォルターからカシュナーとアイガーへ
- 2026年8月12日、ESPNはウォルターがレイカーズをカシュナーとアイガーに120億ドル超で売却することに合意したと報じ、数か月前にウォルター自身が記録した水準を上回った。
- 複数メディアは125億ドル前後の数字を引用;当事者は最終的な監査済み購入価格を公表していない。
- カシュナーとアイガーは2026年前半、レイカーズを直接買収する方針に転じる前に、ラスベガスNBA拡張フランチャイズとの関連が報じられていた。
売却の速さは多くの観察者を驚かせた。ウォルターはバス取引を長期コミットメントとして祝っていたばかりで、NBAは再売却報道が出るわずか1年未満前に彼の買収を全会一致で承認していた。
カシュナー、アイガー、ウォルターの声明
8月12日、ESPNに送られた共同声明は米国メディア各社で引用され、カシュナーとアイガーは次のように述べた:
「生涯NBAファンとして、世界で最も象徴的なスポーツフランチャイズの一つであるロサンゼルス・レイカーズの運営者となる機会をいただき、深く光栄に思います。ジェリーとジーニー・バスのリーダーシップとビジョンに最大限の敬意を払います。私たちの長期コミットメントは、その基盤の上に築き、最高レベルで競争し、この素晴らしいチーム、ファン、そしてロサンゼルスの街に奉仕することです。」
ウォルターもESPNへの独自声明で、売却をクラブを見捨てるのではなく一章の完結と位置づけた:
「ロサンゼルス・レイカーズを所有することは、私の人生で最大の名誉の一つでした——並外れた投資ですが、私が心に刻むのはコミュニティ、ファン、そしてこのチームを家族のように迎えてくれる街です。ジーニー・バス、バス・ファミリー、選手、スタッフがこの章に私を迎え入れてくれたことに感謝します。レイカーズはロサンゼルスに属し、最高の日々はまだこれからだと確信しています。」
いずれの声明も、資金調達の構造、マイノリティパートナーの持分、リーグ承認の正確なタイムラインには触れていない。
価格が意味すること
120億ドル超の評価額は、NBAフランチャイズ価格の急激な上昇をさらに押し上げる:
| 取引 | 年 | 報道された支配権評価額 |
|---|---|---|
| ワシントン・コマンダース(NFL) | 2023 | 約60.5億ドル |
| ボストン・セルティックス(NBA) | 2025 | 約61億ドル |
| ロサンゼルス・レイカーズ(ウォルター買収) | 2025 | 100億ドル |
| ロサンゼルス・レイカーズ(カシュナー/アイガー報道取引) | 2026 | 120億ドル超 |
数字を押し上げる要因には、グローバルメディア権の成長、レイカーズの看板ブランド、Crypto.com Arenaの収益、主要市場チームという希少資産への投資家の関心が含まれる。この取引は、エリートNBA資産が以前のNFL基準をはるかに上回る倍率で取引される可能性を示している。
カシュナーにとって、本件はThriveがカテゴリーを定義する消費者・テクノロジーブランドを支援してきたパターンと一致する。アイガーにとっては、ライブスポーツ権がストリーミングと放送戦略の中心であり続ける局面で、ディズニーの企業貸借対照表の外でも、看板スポーツ資産を手に入れることになる。
ジーニー・バスと日常運営
ウォルターが2025年に支配権を取得した際、報道ではジーニー・バスがレイカーズのガバナーとして残り、当面の間バスケットボールの日常運営を引き続き監督するとされていた。カシュナー・アイガー取引に関する初期報道では、そのガバナンス体制が変わるかどうかはすぐには明らかにならなかった。
バス・ファミリーとフランチャイズとの感情的・象徴的な結びつきは、レイカーズのアイデンティティの一部であり続ける:17回の優勝、うち11回がバス所有下で達成され、直近のタイトルは2020年。新オーナーは、マジック・ジョンソンやカリーム・アブドゥル=ジャバーからコービー・ブライアント、レブロン・ジェームズまでのレジェンドによって形作られたファンの期待を引き継ぐことになる。
リーグ承認と今後の見通し
NBAにおける大株主の変更には理事会の承認が必要だ。ウォルターの2025年買収は全会一致で承認された;より高い評価額での再売却も、買い手の資格、負債水準、長期安定性について同様の精査を受ける可能性が高い。
ファンとアナリストが注目する未解決の論点には以下が含まれる:
- 最終購入価格と負債による資金調達
- ジーニー・バスや他のバス・ファミリー構成員が持分を残すかどうか
- 給与上限ルールが厳しくなる中、カシュナーとアイガーがロスター支出をどう賄うか
- ラスベガス拡張加盟の追求が完全に棚上げされるかどうか
レイカーズは毎シーズンNBAで最も注目されるフランチャイズの一つであり、オーナーシップの安定——あるいは変動——は、フリーエージェントへの働きかけからアリーナ改修、グローバルマーケティングパートナーシップまであらゆるものに影響しうる。
討論
レイカーズはロサンゼルスのバスケットボールチームにとどまらない——高級ブランドとして価格づけされたグローバルな存在だ。
1. 120億ドルのレイカーズ評価額は妥当か、それともスポーツオーナーシップは過熱しているのか?
フランチャイズ価値は数年で何度も倍増してきた。それは持続可能なメディア経済なのか、それともストリーミング戦争と希少資産に結びついたバブルなのか。
2. カシュナーとアイガーが最初に優先すべきは何か——今すぐ勝つこと、長期的なブランド構築、それとも財務リターンか?
新しい資金はしばしば優勝を約束する。レイカーズファンはそれを何度も聞いてきた。忍耐と切迫感のあいだで、あなたはどこに線を引くか。
3. 元ディズニーCEOがレイカーズを買うことは、残るディズニー顧問役との利益相反について疑問を投げかけるべきか?
アイガーの取引は企業ではなく個人のものと見られる——だが、エンターテインメントとスポーツのエリート層のクロスオーバーという見え方は拡大し続けている。ファンや投資家として、それは気になるか。
バス時代、ウォルターの短期在任、ラスベガス拡張の噂を通じてレイカーズを追ってきたなら——どんなオーナー交代が、あなたのチームへの応援の仕方を実際に変えるだろうか。