ブルージェイズがレッドソックスに6-4逆転勝利、8回5点の猛攻で岡本和真が勝ち越し打
ブルージェイズがレッドソックスに6-4逆転勝利(2026年8月12日):ロジャーズ・センターで8回5点の猛攻、岡本和真の勝ち越し打点が決定的。ワイルドカード争いでバルティモアを追い抜き、4連勝。
2026年8月12日(水)、トロント・ブルージェイズはロジャーズ・センターで8回に5点を奪う猛攻——ファウルフライの落球のあと岡本和真が放った勝ち越し打点を含む——で3点差をひっくり返し、ボストン・レッドソックスに 6-4 で勝利した。逆転勝利でトロントは4連勝を伸ばし、混戦のアメリカンリーグ・ワイルドカード争いでバルティモア・オリオールズを追い抜いた。
ブルージェイズはホームで行われるAL東地区4連戦の第3戦を制し、今週早々の接戦勝利に続く形となった。ロジャーズ・センターは夏のなかでも屈指の盛り上がりを見せた一夜となった。ボストンは7回終了まで 4-1 とリードしていたが、トロントのブルペンが踏ん張り、左腕レンジャー・スアレスと右腕ホセ・ソリアーノの投手戦と見られた一戦を打線が崩した。
編集部注:本記事は MLB.com、Sportsnet、ESPN、CBS Sports、AP通信 の2026年8月12日付試合報道をもとに整理したものです。
試合概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年8月12日(水) |
| 会場 | ロジャーズ・センター(オンタリオ州トロント) |
| 開始時刻 | 午後7時7分(東部時間) |
| シリーズ | 4連戦 — 第3戦 |
| 最終スコア | ブルージェイズ 6、レッドソックス 4 |
| 予定先発 | レンジャー・スアレス(レッドソックス)対 ホセ・ソリアーノ(ブルージェイズ) |
| 決定的イニング | 裏8回 — トロントが5点 |
ボストンはシリーズに強い遠征成績を持ち込み、直近2週間はALでも攻撃力の高いチームの一角だった。トロントはフィラデルフィアやシカゴとの厳しい週を分け合ったあと、ワイルドカード順位の浮上を狙って臨み、終盤の猛攻が9月を見据えた接戦の景色を塗り替えた。
7回までの展開
ソリアーノは序盤を効率よく抑え、沈む速球とスライダーを織り交ぜてボストンの中軸打者を翻弄した。レッドソックスは3回にウィリエル・アブレウの二塁打とセダン・ラファエラの犠牲フライで1点を奪い、5回にはウィルソン・コントレラスの先頭打者単打のあとアブレウが左翼方向へ2ランを放ち、さらに3点を加えた。
トロントの7回までの唯一の得点は4回。ウラディミール・ゲレーロ・ジュニアが二塁打で出塁し、アレハンドロ・カークの反対方向への単打で生還した。スアレスは6回まで4奪三振で強い打球を抑え、ソリアーノも6回3失点で対峙したあと、監督ジョン・シュナイダーがブルペンに交代した。
| 7回終了時 | スコア |
|---|---|
| レッドソックス得点 | 4 |
| ブルージェイズ得点 | 1 |
| 安打 — BOS / TOR | 8 / 5 |
ボストンのクローザーライセル・イグレシアスは登板していなかったが、レッドソックスのブルペンはシーズンを通じて信頼できる存在だった。トロントは2日前のシリーズ開幕戦で1点に抑え込まれた相手に対し、突破口を求めていた。
8回裏の猛攻
裏8回がすべてを変えた。
アーニー・クレメントが右翼への鋭い単打で先頭出塁し、アンドレス・ヒメネスが四球で続いた。ボストン救援ギャレット・ホイットロックが制球に苦しむなか、マイルズ・ストローが内野ゴロの単打で満塁無死とし、ネイサン・ルークスが満塁四球で 4-2 に追い上げた。
ゲレーロはボストン・ダグアウト寄りの高いファウルフライを放った。レッドソックスの野手が柵際で打球の下に入った——だがグローブに当たって芝に落ち、満塁のままイニングは続行した。本来なら試合を終わらせる第三アウトではなく、1点を返し同点走者が二塁にいるチャンスが残った。
岡本はその好機を活かした。1-1の外角スライダーを左翼センター方向へ単打し、クレメントとヒメネスを生還させてブルージェイズが 5-4 と逆転。カークが犠牲フライで差を広げ、肩の違和感を抱えながら出場していたジョージ・スプリンガーが右翼フェンス直撃の2点二塁打でイニングを締めくくった。
| 裏8回 — 主要シーケンス | 結果 |
|---|---|
| クレメント単打;ヒメネス四球 | 走者出塁 |
| ストロー単打;ルークス四球 | 4-2、満塁 |
| ファウルフライ落球 | イニング継続 |
| 岡本打点単打 | ブルージェイズ 5-4 |
| カーク犠飛;スプリンガー2B | 最終 6-4 |
落球のあとわずか12球で5点を奪い、静かだった打線の夜がワイルドカード争いに名を残す勝利へと変わった。
試合を締めくくる
ジェフ・ホフマンがリードを受け継いで無失点の8回を投げ、ジョーダン・ロマーノが1-2-3の9回を締めてシーズン28セーブ目を記録した。ボストンは9回に2アウトでラファエラが単打で同点走者を出塁させたが、ロマーノはトレバー・ストーリーをゴロアウトに仕留めた。
試合時間は3時間14分。観客は大半の時間静かだったが、8回に沸き返った。
注目の活躍
| 選手 | 成績 / 場面 |
|---|---|
| 岡本和真 | 8回勝ち越し打点単打;2安打4打数 |
| ジョージ・スプリンガー | 8回2点二塁打 |
| ウラディミール・ゲレーロ・ジュニア | 2安打4打数、二塁打、1得点 |
| ホセ・ソリアーノ | 6.0回、3自責点 |
| ウィリエル・アブレウ | 2安打4打数、2ラン |
| ジョーダン・ロマーノ | セーブ(28);9回3者凡退 |
岡本は試合前にチーム最多の24本塁打を記録していた。試合後、打ち切れる球にしっかり振っただけだと語った。シュナイダーは8回の粘り強さ——イニング中の四球4つと安打6本——を称賛し、落球については深く触れず、この猛攻は「勝ち取ったもの」と評した。
レッドソックス監督チャド・トレイシーは守備のミスが痛かったと認めつつ、それ以前の得点機の取りこぼしも指摘した。「8回に好チームに余計なアウトを与えれば、こうなる」と記者団に語った。
ワイルドカード争いとシリーズの意味
この勝利でトロントはALワイルドカード3位——バルティモア・オリオールズを追い抜いた。8月中旬には4球団が3試合差以内にひしめく接戦のなか、意味のある順位変動だった。夜の時点までバルティモアが上回っていたが、ブルージェイズの4連勝が差をひっくり返し、ボストンは射程内にいながらも混戦のなかで後退した。シアトルやデトロイトも絡む激しい争いが続く。
ボストンは依然争いに残るが、遠征でまた一敗。各敗戦はニューヨークや上位ワイルドカードとの差を狭める。トロントはシーズン対戦成績をボストン戦8勝3敗に伸ばし、地区内ホーム連勝も続けた。
4連戦の最終戦は8月13日(木)、左腕ペイトン・トル対マックス・シャーザーがロジャーズ・センターで予定されている。
討論
ロジャーズ・センターでのAL東地区の終盤戦が静かに終わることはまれ——水曜の8回は競り合いのシーズン対戦にまた一章を加えた。
1. 本来イニングを終わらせるはずのファウルフライ落球のあと、トロントは5点を奪った。ボストンはその一守備プレーだけを責めるべきか、それとも最初から満塁にした四球と安打の方が大きいのか?
2. ブルージェイズは4連勝でバルティモアを追い抜いた。8月の好調だけでトロントを本格的なポストシーズン候補と見なすべきか、それとも残り6週間で先発ローテーションにもっと安定が必要か?
2026年ALワイルドカード争いでブルージェイズとレッドソックスがどこに落ち着くか、岡本の勝ち越し打が転換点だったのか夏の一晩のハイライトにすぎないのか——意見を共有してください。